転職支援を通じた成功談や失敗談

転職支援を通じた成功談や失敗談

 

 准看護師Aさんは「車の免許なし」という、熊本では致命的な難点を抱えて就職活動をされていました。

 看護師の求人内容は、通常の病棟外来だけでなく、訪問看護や往診補助、デイサービス送迎など、運転免許が必要とされるケースが多くなっています。さらに車社会の熊本では、車がなければ通勤範囲が極端に狭まってしまうため、応募できる求人がぐっと減ってしまいます。

 求人先にいくつも問い合わせましたが年齢の了解がなかなかとれない中、「通所利用者の車送迎業務は免除可能」という、小規模多機能施設の面接に行かれました。

 しかし、「やはり運転はできたほうがよい」と不採用になってしまいました。

 そんな中、公共通勤のできる範囲で、新規にデイサービスの募集が入りました。

 高齢者専用賃貸住宅内に設けられたデイということで、利用者は高専賃入居者が中心で、将来送迎業務が発生する可能性もほとんどありません。小規模の施設では看護師も車運転が必須の中、貴重な求人です。

 早速Aさんに勧めましたが、職業安定所紹介で外来クリニックに面接を申し込んでおり、連絡がくるまでは動きたくない、ときっぱりおっしゃいました。

 応募者の多い外来クリニックに56歳で採用になるとは到底思えず、再三勧めましたが、「年齢で厳しいことは分かっているが、万一2つとも採用になった時にお断りするのが申し訳ない。今までもずっとそういう気持ちで受けてきたので、2ヶ所に申し込むことはしたくない。」と告げられました。もちろん、お断りするのが心苦しい場合は、ナースパワーから辞退するのでと応募をすすめましたが、Aさんの気持ちは変わりませんでした。

 数日後Aさんに電話すると、まだ外来クリニックから連絡がないとのこと。再度デイの面接を勧め、ようやく「行ってみます」という返事をいただけたものの、すでに職安から決まり求人が終了してしまいました。

 面接に臨む気持ちは人それぞれで、いくつも同時に受けて比べたいという人もいれば、Aさんのように1ヶ所の結果が出るまで動きたくないという人もいます。しかしAさんの場合は年齢、交通手段と条件面で厳しく、応募できる求人が極端に少ないことから、求人が出た地点でなんとか面接に行ってもらうべきだったと思います。

 ナースパワーには、在職中から次の就職先を探す方、退職後に探す方、アルバイト、パート、様々な希望の看護師さんがいらっしゃいます。すべての希望を満たす求人はなかなかありませんが、状況に合わせて、適切な求人を紹介していきたいと思っています。