看護師の求人者にとっての紹介会社とは

看護師の求人者にとっての紹介会社とは

 

 最近、看護師募集を求人者が行う際、紹介会社を通しての人材の確保が主流になりつつあります。これまで看護師の募集は職員の紹介や職業安定所、新聞折込チラシを利用するのが一般的でした。

 ある病院を例にあげると、この病院は3年程前から紹介会社を利用しており、紹介会社からの紹介は年々増加傾向にあり、現在看護師の募集は職業安定所と紹介会社からの紹介が半分ずつの割合を占めているとのことです。なぜ紹介会社からの受け入れが多くなっているのでしょうか。

 看護師が紹介会社を通して就職する場合の流れですが、まず看護師が紹介会社に登録するところから始まります。看護師の相談役であるコーディネーターは看護師の希望をもとに求人の案内をします。コーディネーターとしっかり相談することで、新たな分野への興味など思わぬ発見があるかもしれません。気になる求人があれば求人先に応募します。この看護師とコーディネーターのやり取りの中でコーディネーターは求人先の生の情報を伝えます。良い面や悪い面などあるかと思いますが、入職してから気付くより事前に情報があれば心構えもできます。看護師の退職理由に入職前と入職後のイメージの違いというものがあります。紹介会社のコーディネーターを通すことでそのイメージの違いを軽減し結果的に早期退職を防ぐことにも繋がります。先ほどのある病院も早期退職を防ぎたいという考えから紹介会社の利用が増えています。

 職業安定所からの紹介と紹介会社からの紹介の違いについてですが、看護職に限らず幅広い分野の求人を取り扱っている職業安定所では求人数が多く内容も似たり寄ったりで、それぞれの違いを見つけるのが大変であり、求人内容だけでは分からない自分に合うところかどうかの見極めが非常に難しくなっています。希望の求人を見つけ面接に行き入職となりますが、入って初めて分かることも多く、「想像していたのと違う」という思いからそのまま退職という形になることもあります。看護師にとってせっかく探したところをすぐに辞めることは辛いですが、求人先にとってもせっかく確保した人材が早期退職となることは大変な痛手です。その点、紹介会社では看護職を専門に扱っているので看護師も求人を探しやすく、それぞれの看護師に合う求人の案内をコーディネーターがするので一人で探す心配もありません。ある程度求人先の情報が分かった上での応募となれば、入職してから早期退職となる可能性も低くなります。

 紹介会社は求職者への求人の紹介と、求人者への求職者の紹介を行っています。前述のある病院は求職者と求人者の間に第三者が入ることを評価しており、これが紹介会社利用の増加の要因となっています。