看護師の海を越えた再就職

看護師の海を越えた再就職

 

 35歳、既婚、子どもさんはいない、過去に応援ナースの経験有、ブランク4年、今はカナダ在住、という方から応援ナース希望、というメールが8月の下旬に届きました。ある求人先応募指定のメールでした。

 正直、「難しいかな?」と思いましたが、この方は以前応援ナースとして勤務の評判が非常に高かったことと、もともとのスキルが高かったこと。また、希望の求人先は普段から比較的弊社に好意的なことから、何とかなるかな?という思いもありました。

 それからはカナダとのメールが約2ヶ月間続きました。求人内容の確認、本人のスキルや今の状況の確認、帰国日や滞在先、今回応援ナースを選んだ理由など、いろんなことをお互いに確認しながら、求人担当者に報告する、というやりとりが何回となく行われました。9月に帰国日は分かっていたのですが、面接日がなかなか決まりませんでした。10月の上旬に面接日が設定できましたが、先方の看護部から、「そもそも応援ナースって必要?」という声もあがりはじめました。

 面接前日、求人担当者から「応援ナースを選んだ理由だけしっかり言えるようにしておいた方がいいよ、あとは何とかするから」と助言を頂きました。すぐに看護師にメールをし、明日の朝はいつもより早く集合して打ち合わせをする提案をしました。

 面接当日、30分前には病院で看護師さんと合流できました。昨日のメールを読んで、彼女は履歴書の応募理由を書き換えたそうです。「自分の経験を活かして貴院に貢献したい。」

 ほぼこういった内容の文面でした。

 面接は看護部長、副看護部長、求人担当者、看護師、私の5人で行われました。まず看護師の経験を確認され、次に志望動機を聞かれました。そこで彼女ははっきりと自分の言葉で「今はとにかくこの病院で仕事がしたいんです。少しでもお役に立ちたいんです。看護師としての自分がそうなることを強く願っています」と言いました。それを聞いた、応援ナースに懐疑的だった看護部長も「私もあなたの立場だったらそう思うわ」と言って頂きました。

 今回の面接はブランク、海外とのやりとり、消極的な受け入れ態勢と、決して簡単なものではなかったですが、求人者担当者のアドバイス、看護師さんの面接でのがんばりで何とか採用を勝ち取ることができました。こうして2ヶ月越しの海を越えた再就職が完結しました。